今年の4月に立てたギターの目標の中に、
アドリブ演奏ができるようになりたい!
というものがあり、
それを達成するために、
・ギターソロは音階をちゃんと覚える
・ギターソロはスケールも意識する
という課題を設定していました。
自由にアドリブ演奏するには、まずは色んなフレーズを自分の中に取り入れていった方が良いと思ったからです。
そこで、今回はLET IT BEのギターソロの音階や、使われているスケールを調べてみました。
まずはキーとコード進行を確認
この曲のキーはC(ハ長調)、
一番一般的な「ドレミファソラシド」の音階で構成されています。
ギターソロで使われているコードは、
C(ドミソ)、G(ソシレ)、Am(ラドミ)、F(ファラド)
の4種類です。
とってもシンプル。
そしてコード進行はこちらです。
ホワイトボードに字を書くのって難しい。
使われている音とスケールを確認
そして、ギターソロに使われている音を調べたところ、次のことが分かりました。
LET IT BEのギターソロで使わている音はド・レ・ミ・ソ・ラの5つだけ、
すなわち、使われているスケールは、
Cメジャーペンタトニックスケールのみ!!!!!
以上!!!!!
ペンタトニックスケールといえば、
スケールを覚えようと思ったら、多くの人がまず最初に知ることになるスケールだと思います。
今回のキーCで言うと、
誰もがご存じの「ドレミファソラシド」をCメジャースケールと言い、
そこから、4番目の音と7番目の音を抜いた「ドレミソラド」がCメジャーペンタトニックスケールとなります。
このペンタトニックスケールを超簡単に言うと、
「このスケールの音を弾いておけばとりあえずギターソロの形になる」
というものです。
(「ハンバーグとは、みんなが大好きな食べ物のことです!」くらい簡単に言いすぎているので、詳しい人が見たら怒るかもしれません・・・。)
こんなにシンプルな音使いで、ここまで綺麗なメロデイーになるとは、
さすがビートルズ・・・。
どうしてこんなに綺麗なメロディーになっているのか
このシンプルな音使いで、どうしてこんなに綺麗なメロディーになっているのかを考えると、
まずは、コードに対して忠実に音を選んでいるということがあるかと思います。
ジャ〇ラッ〇に怒られそうなので、楽譜を載せることはしませんが、
おおむね、
Cコードの時には「ドミソ」を中心としたメロディー、
Gコードの時には「ソ レ」を中心としたメロディー(「ペンタトニックスケールのため、シの音は出てきませんが・・・」)、
といった具合に、コードの音に忠実である、綺麗な音選びをしているように思いました。
また、使われている「ペンタトニックスケール」は、
演歌や民謡等でも定番な音使いでもあるそうです。
この、民謡等で耳なじみのある音使いであるという点が、
レットイットビーのギターソロが、安心感のある心地よいメロディーとなっている理由の一つのような気がします。
(例えば「蛍の光」なんかもペンタトニックスケールで成り立っている曲のようです。)
とはいえ、これだけの理由だとシンプルゆえにありがちなメロディーになってしまう気がしますが、
それをここまで素晴らしいメロディラインにするのは、作曲者のセンスであり、
「さすが!」と言うしかないのかもしれません。
改めて弾いてみました
せっかくなので、ペンタトニックのボックスポジション中心にして弾いてみました。
このポジションで弾くと、ペンタトニックスケールであることがより分かりやすいですが、
普段練習しているポジションと違うため、かなり弾きづらい・・・。
ちなみにボックスポジションとは、
「初心者がペンタトニックを知った時に最初に覚えさせられるポジション」のことです。
(「ハンバーグとは、みんなが大好きな食べ物のことです!」くらい・・・以下略。)
図にするとこちら。
厳密にはAマイナーペンタトニックのボックスポジションを書いています。
話が長くなるので説明は省きますが、「Cメジャーペンタトニック」と「Amペンタトニック」は同じ音使いです。
(ちなみに、初心者が最初に覚えさせられるのは、だいたい「Amペンタトニック」・・・。)
一部、個人的な思い出や偏見も含んだ内容ですが、
いろいろ調べてみることで勉強になりました。
今回知ったことを、しっかり演奏に生かしていきたいと思います。
ちなみに、前回の練習の様子はこんな感じでした。
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